今日ご紹介する「黒部ルート」とは??
黒部峡谷のトロッコ電車(黒部峡谷鉄道)ではなく、トロッコの終点である”欅平(けやきだいら)”から上流の黒部ダムに至る輸送ルートのこと。つまり、関西電力の保守・工事用に使用されているルートであり、普段は一般人は入ることができない場所です。
そこで、「黒部ルート見学会」として毎年期間限定で、応募による抽選で当たった方のみ、ここを案内してもらえるのです。例年、抽選倍率は3~4倍となっています。
今回、山ガール2人が貴重な体験をしてきましたよ(^0^)/
お問い合わせ:黒部ルート見学公募委員会事務局 TEL 076-442-8263(土日祝を除く)
詳しくは: 関西電力 黒部ルート見学
安全のため必ずヘルメット☆「見学へ、レッツゴー!」
黒部ダムを出発し、長ぁ~い黒部トンネルの中を(約10km)
トンネルの途中にある”退避所”
地上へつながる道があります
いったん地上へ
”裏剱”が見えるビューポイント
のハズでしたが、剱岳にはガスがかかっていました。
次は、”インクライン”に乗車
傾斜角 34度
写真では伝わりにくいですが、かなりの急斜です!
そして着いたところが ”くろよん”(黒部川第四発電所)
これが回転して発電
水車(所内に展示)
地下施設とは思えないくらい豪華な机と巨大ジオラマのある部屋
映像・解説で水力発電について理解を深めることができます。
制御室
【くろよん なぜなぜ?】
・なぜ、この発電所は地下にあるのか?
中部山岳国立公園区域内であるため。半年におよぶ積雪と頻発する雪崩から守るため。
・なぜ、この発電所は24時間電気を起こしてないのか?
電力需要のピーク時の供給力として活躍しているため。
・なぜ、水力発電はピーク時に発電するのか?
電気は蓄えておくことができないため、常に消費量に合わせて電力量を調節する必要がある。電力需要の大半は火力・原始力が担って大規模に造られていて細かい調整には適していない。一方、水力発電は、短時間で発電を開始することができ、発電量の調節も容易なことから、すばやく、きめ細かい調節が必要となるピーク時に活躍する。
・水力発電は、発電機をまわしてから最大出力になるまで、どれくらい時間がかかるか?
一台で約15分
・この発電所で起こす電気量は?
約7.7億キロワットアワー
・この発電所を建設したときに、どれだけの人手とお金がかかったのか?
延べ1000万人の人手と、当時のお金で約513億円。
再びトンネル内へ
仙人ダムで途中下車
探検気分♪
橋の下を覗くと、こーんな感じ
高所恐怖症の方は後ずさりしてしまいそぉ~(xx)
黒部峡谷の深ぁーいところ
見学会もそろそろ終盤
トンネルから地上へはエレベーターで約200mも上昇
エレベーターを出ればすぐ欅平駅
ここで終了です。
山ガール:なかもと めぐみ