2014年8月16日土曜日

〝立山ケーブルカー〟〝立山高原バス〟秘蔵写真を公開!


本日16日お盆の連休も終わりに近づく今日!
昨日の暴風雨から、今朝からガスで視界のない状態とそして雨が降り続いています。

今日は室堂の案内所で、耳にする
「40年ぶりに立山にきました!」などと、昔の記憶と懐かしさ、今現在の期待を込めて室堂に来られる方からそんなコメントを頂きます。
昔をしらない私、、昔のアルペンルートって…?

今年は『立山ケーブルカー』が60周年!『立山高原バス』が開通して50周年!!と言う事もあり、この2つの乗り物を〝立山黒部アルペンルート〟さんにお願いし、初期時代の写真を特別にお借りしました。



1954年(昭和29年)8月13日 立山ケーブルカー開業。
距離1.3Km 立山駅〜美女平駅を結ぶ。
乗車時間は7分。平均勾配24° 最大勾配29°
後ろは、『あわすのスキー場』でしょうか??

昔は1956年着工の黒部第四ダムの建設の為に、
資材の一部をケーブルカーの後ろに載せて運んでいたそうです。
今は登山客の大きなザックや荷物を運ぶ為に使用されています。

現在の立山ケーブルカー








そしてこちら。どこだかわかりますか?
雪があり、舗装されていない細い道にボンネットバス。
その奥に見える景色は、〝天狗山〟!!そうです!
昔の『立山高原バス』おそらく〝追分〟あたり(??)でなかろうか!!




立山高原バスはまず始めに、美女平駅〜弘法駅
1954年(昭和29年)、立山ケーブルカーと同時期に開通。
ここには宿舎〝弘法小屋〟があり、登山客はここで泊まって
立山を目指して歩いて行ったようです。

後の1955年(昭和30年)弥陀ヶ原駅まで開通。
これは「七曲ってますね!!」(☆□☆)〝七曲り〟

(2013/10月上旬:七曲り)
昔に比べたら木々が多くモコモコしていますが、
奥の〝大辻山〟の姿が昔の写真でもわかります!!


そして、1963年(昭和38)天狗平駅まで開通。
除雪もままならない時代、除雪し通れるようになるこの写真の時期は8月頃
ではないかと言われています。場所は〝雪の大谷〟がある手前ぐらいかなと…

徐々に道路が延ばされ、
翌年1964年(昭和39)6月20日
『室堂駅』まで全線開通されました。
美女平駅〜室堂駅まで 距離23Km 乗車時間は約50分

この時はまだ、室堂駅は単なるバス停で、小さな小屋があるだけ。
その後、1971年(昭和46)に現在の『室堂ターミナル』が建てられました。
駅建設の翌年に『ホテル立山』が建設。


(今年6月:雪の大谷)
現在は除雪技術もGPSを使うなど、精度とスピードが上がり、
4月中旬からの全線開通が可能となりました。
雪の大谷もこの時期だから16mの大壁が見られるんですね!

中部山岳国立公園に指定される事から、開業始めからマイカーの規制、そして、
1998年(平成10)ディーゼル車からハイブリットへ以降。
2013年(平成25)全車両ハイブリットに切り替わりました。


今から遡ること60年、アルペンルート始めの1ページを
こうした写真で見れて感慨深いです。
舗装されない道をひた上がるボンネットバス、
まだ周りになにもないケーブルカー。
周りの山の景色が変わらない事と、現在の今とでは大きく変わる乗り物。
この写真をみて懐かしい!と思われる方も多くおられるのではないでしょうか??

昔からかわらず今も観光に登山と、多くの方が訪れるアルペンルート。
これから先の未来、私も「40年ぶりなんです!」
と言っても変わらない大自然の立山であって欲しいなと思います^ ^


山ガール:OMI


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