2014年7月17日木曜日

”雲ノ平”登山~残された日本最後の秘境?~

7月14日~7月16日(2泊3日)”雲ノ平”へ登山に行ってきました。
私が”雲ノ平”を知ったのは、3年前、初めて北アルプスの山に登山に来た頃です。山や山小屋で出会った人達と色んな山の話しをしていると「ここが一番良かった山だね」「ここは絶対に行った方がいいよ」と、みんなが口を揃えて教えてくれた場所でした。しかし、「一週間くらいかけて縦走するのがベストよ」「3日間じゃ無理だな」とかも言われていたので、そうとう時間をかけて山奥まで行く過酷なコースで、人はめったにいない危険な場所で、ある程度の登山の経験を積まないと行けないところかな、と勝手なイメージを持っていました。
そして今回、行ってみて感動!その秘境感というか、山奥のイメージとはかけ離れた楽園感をフルに感じました、ほんとにここに来れて良かったと(^^)


<今回の登山コース>と<タイムテーブル>

1日目:折立 8時30分→太郎平小屋 12時00分→太郎平テント場 12時15分(テント泊)

2日目:太郎平テント場 5時10分→薬師沢小屋 7時40分(休憩)8時15分→アラスカ庭園 10時00分→雲ノ平山荘 11時00分(休憩)11時30分→雲ノ平テント場 12時00分(テント泊)

3日目:雲ノ平テント場 5時10分→高天原峠 7時00分→B沢出会 9時00分→薬師沢小屋10時30分(休憩)10時50分→太郎平小屋 13時40分→折立 16時30分

折立(薬師岳登山口)からスタートし、坂を登り、終盤はなだらかな木道を進みます
途中の「三角点」に休憩に最適な広いベンチあり

有峰湖も見えます

【太郎平小屋】到着
ここでテント場の受付、ここからテント場までは15分かかります

【太郎平(薬師峠)テント場】
平な砂地にテントが張れて、水場、トイレもきれいでした

一日目、一日中ぐずついた天気でした

刻々と変わっていく空、オレンジに染まる雲「明日は晴れますように」と願って就寝です


「やった!晴れたー」薬師岳越しのご来光

雲海も♪

太郎平小屋からすぐの所に、2ヶ所雪渓あり
各5m区間のみですが、朝早かったのでカチカチ・ツルツルでした

ミヤマキンポウゲ・チングルマ・シナノキンバイ咲いてます
なだらかな木道が続く道でお花もいっぱい見れます♪
3つの沢を渡りますが、しっかりした橋で安心です

【薬師沢小屋】到着
おいしい水が汲めるのも嬉しい♪

小屋の前のテーブルで景色を眺めながら休憩

ここの見どころは”黒部源流”
流れは迫力あり
そして、なんとも清らかなグリーン
川の中まで透き通ってます

薬師沢小屋から、すぐに分岐地点あり
看板に『急坂ガンバレ』の文字
ここから雲ノ平まで直登!!

岩の上をはい上がること1時間以上

キツ過ぎるけど、ノンストップで行くぞぉ!!


急坂を登りきると、平な雲ノ平台地へ出ます
360度の大パノラマに疲れも吹っ飛びます
右前方奥の方に槍ヶ岳も見えました!

【雲ノ平山荘】到着

ん~も~日本じゃないみたい♪

雲ノ平周辺

雲ノ平山荘からテント場まで30分
ところどころ雪渓ありますが、紅柄(赤い道しるべ)あり

祖父岳の下にある【雲ノ平キャンプ場】到着

祖父岳(右)にはまだ雪がびっしり
水場は少し離れた上の方に豊富に出ています
トイレまあまあきれいでした

【スイス庭園】
テント場の近くをお散歩♪
スイス庭園から、間近に水晶岳、その下の凹みを見下ろせダイナミックな景色

3日目。 雲ノ平~コロナ観測所~高天原峠
雪渓あり
4つの沢越えも雪渓で、沢の両サイドは”地スベリ”して危険でした

【B沢出会】からは沢沿いをひたすら進みます

スリル満点

けっこうサバイバル

薬師沢小屋から先は行きと同じルートを戻る道。下りの最後は足の裏に激痛が・・・ヘロヘロ・・・無事下山できて良かったです。(*^▽^)辛かったけど、今までの登山の中でも最高の思い出に残る3日間でした。

山ガール:なかもと めぐみ